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ティ~’s blog

中年サラリーマンが知人に広めたい知識や体験を忘れないようにするためのブログです。

Aliexpressはもう使いません

本記事はノウハウといえるようなものではなく、私の失敗談ですので、面白おかしく読んで頂ければ嬉しいです。

中国せどりにチャレンジしてみました

コロナの影響とは関係なく準備を進めていたのですが、リモートワークが推奨ムードになり、より自分の時間多く取りやすい環境になりました。私が準備として行ったのは以下です。

 

準備

Amazonの出展アカウント取得

・Yahooのビジネスアカウント取得

ヤマト運輸の掛け売り契約

・ビジネス用のドメイン取得

青色申告用会計ソフト導入

 

細かい活動はまだまだありますが、機会があればもう少し詳しく書きます。

 

出展(ビジネス)アカウントを取得するには審査があるので、2週間程度は見ておいた方が良いです。

 

仕入れをAliexpressでやってみた

なんでも経験してみないと本当の意味で理解できるとは考えていないので、最初は売れなくても仕入れ~出展、あわよくば出荷、売上を立てるところまで一連の流れを経験したいと思い進めました。特別なスキルがなくても売るには価格を下げることだと思っているのですが、小規模数量だと運賃の比重が重いので、Aliexpressで調達し、AmazonかYahooで販売する方法を取ろうと考えていました。

出展者は多いのですが、今回は利益よりも経験することを第一に考えたため、需要がそれなりに多そうな以下3製品を調達しました。

 

・Micro SDカード256GB

iphone用(ライトニング)充電+イヤホンジャック分岐アクセサリー

フラッシュメモリ(ライトニング+USB3)256GB

 

注文後1~2か月程度で手元に届きました。

 

1つ目の失敗

iphone用(ライトニング)充電+イヤホンジャック分岐アクセサリー

私は仕事でもハンズフリーで通話をしています。通話中に両手が通常通り使えるというのはかなりのアドバンテージだと思っています。ハンズフリー通話をよりよくしたいという思いから、Bluetoothのデバイスをいろいろと試したものの、通話の安定性から結局ワイヤーを使うという方法に戻りました。

そこでイヤホンジャックがなくなったiphone7,8は充電しながら有線ハンズフリーが出来ないので、本製品の需要はあると思っていたのですが、ここで致命的なミスを犯していました。なんと本分岐アクセサリーは通話に対応しておらず、充電をしながら通話できない(動画視聴、音楽鑑賞用)だったのです。

動画を見るならBluetoothでいいですね。。。。。

これは完全に私の調査不足でした。大いに反省しましたが、写真では車に乗ってイヤホンマイクをつけている写真があったりとこれはミスリード期待した製品紹介では・・・と思いましたが、金額も大してモノではなく、ビジネスとはこういうものか・・というある意味身のある失敗だったので、ほかの製品が売れたときのおまけにしようと思いました。

 

2つ目の失敗

これはストレージ系の2製品MicroSDカードとフラッシュメモリーの体験なのですが、結論から申し上げますと、256GBが偽物で、実際は恐らく32GBでした(両方とも)。

最初にデバイス認識されたときは256GBと表記が出るのですが、実際記録して読みだそうとすると32GB分しかファイルが残っておらず、32GB以上記録しようとすると明らかに挙動がおかしくなります。H2testというストレージデバイスをテストするツールを使って確認すると実態は32GBということがわかりました。。。

偽物確定ですね。

 

返金交渉

Aliexpressに返金要求を出したところ、チャット形式で交渉が進められるのですが、ストレージが正しく使える手順(フォーマットの仕方等)の返信があり、その後H2testのスクリーンショット、デバイスをPCに接続している写真を添付しました。

出展者側の不正が認められたということだと思うのですが、返金に以下2種類方法があるので選択を迫られます。

1.商品を返却し、全額返金(運賃元払い)

2.商品返却は不要だが、返金額は2/3

今回は商品の金額規模が小さいので、まともに中国まで返送すると運賃で商品代金を簡単に上回ってしまいます。ですので日本から調達した場合実質2の選択肢しか取れません。結局2を選択し、同2商品の購入金額の2/3が返金されました。

返金交渉もまとめるとこの程度の文面になりますが、実際は1種あたり1~2週間交渉にかかっており、この単価で考えた場合、拘束時間の割に合いません。

 

Aliexpressはリスク/リターンが合わない

これはすべての製品に対して言い切れるわけではないのですが、まともな調達先を見つけるのはかなりしんどいと感じました。今回も出展者のレビューは4.7点(5.0満点)で、レビュー数も数千件あり、まさか偽物を堂々と送り付けてくるとは想定外でした。

しかも返金処理をすると、レビューできないので、同様の体験をした人はSellerにネガティブなfeedbackをできないシステムになっています。

(日本までの)運賃が安く、単価も日本で調達するよりも若干安価ではあるのですが、商品説明通りのものがこなければ、返金処理をしても1/3が経費として掛かってしまうことを考えると、簡単に利益が吹っ飛んでしまいます。

 

体験としては非常に勉強になり、良い経験になった

日本の品質という考え方が結局世界で通用するのはこういったトラブル対応や調査にかかる時間をコストに換算したときにかなり大きな損失になることからだと実感できました。日本で購入するよりも20-30%安く購入できたとしても、結局使えるものが届かなければ、時間や機会損失が多くなり、圧倒的な割高になります。利益計算をするときに、かかった時間を経費(コスト)として計上するのは難しいとは思いますが、今回の経験で意識すべき点が発見できました。数字上は損失になりますが、金額規模も多くないため、私としてはやってよかったと考えています。

 

この結論は私個人のもので、Aliexpress自体を否定したい訳ではないです。いろいろな考え方やビジネスモデルがあり、成功して利益を出している方もたくさんいらっしゃると思います。あくまでも私が追及したいものとは異なるということで、考え方の一つとして参考になる方がいればうれしいです。